嘉徳四季第43回オークション 現(xiàn)場
嘉徳四季第43回オークションは9月21日の夜、盛況のうちに幕を閉じ、総合落札金額が23.68億円になりました。今回のオークションは中國書畫、磁器工蕓品、家具、古書籍という四つの分野に分かれており、14のテーマオークションを開催、4200點以上の作品が登場しました。
中國書畫
今回の中國書畫分野では2000點以上の作品が登場し、全てのテーマオークションがコレクターの皆様に好評で、良い成績を収めることができました。
「遺珠拾珀」テーマオークションでは各題材の作品が集まりました。231點の名家精品の落札率は77%で、総合落札金額は21526萬円になりました。
その中で、巨匠の筆法で描かれた呉昌碩の「桃園仙境図」が864萬円で落札され、精妙な趣の張大千の「折枝花卉」が756萬円で落札されました。合わせ扇については、啟功の「香雪寒泉図、行書」が691萬円で落札されました。書道分野については、馬君武の「行書五言聯(lián)」が562萬円で落札されました。
呉昌碩 「桃園仙境図」
「名家墨縁」というテーマオークションでは、19點の名家精品が集まり、19401萬円の総合落札金額になりました。その中で、潘天壽の「鸕鶿図」と傅抱石の「虹飛千尺走雷霆」が二つとも3459萬円で落札されました。
潘天壽 「鸕鶿図」
その他、張大千の「柿柿如意」は1955年に日本で東京個人作品展覧會に出展したことがあり、2378萬円で落札されました。斉白石の「蕉葉雛鶏図」と「青蕉雛鶏図」はそれぞれ2162萬円と1340萬円の価格で落札されました。
張大千 「柿柿如意」
「中國近現(xiàn)代書畫(二)」、「中國近現(xiàn)代書畫(三)および當(dāng)代書畫」そして「中國近現(xiàn)代書畫(四)」テーマオークションでもそれぞれ良い成績を収めました。「中國近現(xiàn)代書畫(二)」の落札率が100%になったことは特に素晴らしいです。その中で、陳之佛の《雪里鴛鴦図》が2464萬円で、黃君璧の「剣江風(fēng)曇」が475萬円で、董欣賓の「山水畫二十六幅」が691萬円で落札されました。
磁器工蕓品
嘉徳四季第43回オークションの「磁器」、「研濡生香—硯、墨、印及び文房諸器」、「米木山房集珍」、「長物心裁—清供冶置」、「玉器 珠寶 工蕓品」という五つのテーマオークションでは、総合落札金額が57942萬円になりました。
その中で、「明崇禎 青花教子図筒瓶」は605萬円で、「清雍正 青花歲寒三友図小罐」が821萬円、「清康熙 黃釉螭龍紋龍耳杯ペア」は670萬円で落札されました。
清康熙 黃釉螭龍紋龍耳杯ペア
家具
「承古容今—古典家具および工蕓品」テーマオークションは19日の夜に開催されました。美しい造形の「黃花梨方材官帽椅ペア」は1081萬円で落札され、「黃花梨螭龍紋圈椅ペア」が432萬円で落札されました。
黃花梨方材官帽椅ペア
古書籍
古書籍分野には「蕓苑瑯函」及び「古籍善本 碑帖法書」が含まれ、各界のコレクターの皆様からご支持を頂き、おかげさまで総合落札金額が3572萬円になりました。その中で、「徐悲鴻致彭谷聲書札」が324萬円で落札され、二つの「呉昌碩致商笙伯書札」は237萬円と198萬円で落札されました。
陳繼儒彫燕喜堂法帖