オークション現(xiàn)場
中國嘉徳四季第46回オークションは6月18日に北京國際飯店會(huì)議センターで開催されました。中國書畫、磁器工蕓品を含む計(jì)2000點(diǎn)以上の作品が登場いたしました。一日の活発な競爭を経て、當(dāng)オークションは6億7145萬円の総合落札金額で閉幕いたしました。
中國書畫部門は「作品數(shù)を減らす代わりに、より上質(zhì)な精品に」という策略で、多くのコレクターを引き寄せることができました。その結(jié)果、午前の「中國書畫(一)」では2億1012千萬円、午後の「中國書畫(二)」では2億9182萬円の総合落札金額にのぼりました。
近年、黃賓虹の作品はコレクターの間で大人気を博しました。今回の四季オークションにて、黃賓虹が描いた「溪山幽居」は4570萬円で落札され、中國書畫部門の最高額となりました。
黃賓虹 「溪山幽居」 4570萬円
香港で有名な実業(yè)家の楊定齋が収蔵していた「百尺梧桐図」は張大千が描いた作品で、3656萬円で落札されました。潘天壽が描いた「山石烏鴉」は2273萬円で、斉白石が描いた「惟汝夏熟」は2012萬円で落札されました。
今回の四季オークションで、大人気の呉昌碩の作品が何點(diǎn)か出品されました。その中で、「篆書七言聯(lián)」は457萬円、「篆書」は274萬円、「碎玉」は366萬円、「富貴神仙」は951萬円で落札されました。
張大千「百尺梧桐図」 3656萬円
呉昌碩「富貴神仙」 951萬円
その他に、啓功が書いた「行書五言詩」は585萬円、黃胄が描いた「群駝図」は585萬円、「新疆歌舞」は548萬円、李苦禪が描いた「雄鷹獨(dú)立」は457萬円で落札されました。さらに、陳半丁が描いた「含露仙姿」は347萬円、黃君璧が書いた「松蔭待渡」は310萬円、白雪石が描いた「白雲(yún)深處」は228萬円、そして高云が描いた「春山雨霽図」は329萬円で落札されました。
啓功「行書五言詩」 585萬円
「おすすめの現(xiàn)代蕓術(shù)家」のテーマでは、高冠華が描いた寫意花鳥畫の代表作である「蓮葉振振晚來霜」は182萬円で落札されました。
高冠華「蓮葉振振晚來霜」 182萬円
今回の古代書畫部分では、趙令穰が描いた「千里江山図卷」が822萬円、作者不詳の「百駿図」は365萬円で落札されました。その他に、作者不詳の「松下論道図」は予定価格の約60倍の475萬円で落札、陳淳が描いた「雪山松霧」は731萬円で落札されました。
趙令穰「千里江山図卷」 822萬円
陳淳「雪山松霧」 731萬円
作者不詳「松下論道図」 475萬円
今回の四季磁器玉器工蕓品部門では1100點(diǎn)以上の作品を厳選いたしました。官窯磁器をはじめとして、総合落札金額が1億6271萬円、落札率が77.55%となりました。
その中でも、「清乾隆 仿汝釉水丞1點(diǎn)、青花雲(yún)龍紋皿のペア、白玉滕王閣山水詩文牌1點(diǎn)」は1499萬円で落札され、この部門の最高額となりました。
「清乾隆 仿汝釉水丞1點(diǎn)、青花雲(yún)龍紋皿のペア、白玉滕王閣山水詩文牌1點(diǎn)」 1499萬円
また、「清晚期素三彩云龍紋荸薺瓶」は182萬円で落札され、「清乾隆青花纏枝蓮開光福壽紋小抱月瓶」が予定価格をはるかに超えた328萬円で落札されました。
「清乾隆青花纏枝蓮開光福壽紋小抱月瓶」 328萬円
官窯磁器部分では、「清雍正粉彩花蝶紋鈴鐺杯ペア」が310萬円、「明崇禎青花花卉開光瑞獸紋筒瓶」は273萬円、「清光緒窯變釉貫耳瓶」は255萬円で落札されました。
「清雍正粉彩花蝶紋鈴鐺杯ペア」 310萬円
仏像部分の目玉である「清乾隆 銅鎏金無量壽仏像」は、開催前から注目され、最終的には401萬円で落札されました。
「清乾隆 銅鎏金無量壽仏像」 401萬円